壁新聞“東京奮闘記”№73
いよいよゴールデンウィークです。
4月から新しい職場に入った人も少し落ち着けるでしょうか。
連休が明ければ少しずつ勤務体制も変わってくるでしょうから、一息つける時間が取れるといいですね。このような書き出しではじめたものの、この新聞はきっとゴールデンウィーク明けに配られるのだと思いますが・・・。
今年の新歓は各地で、青年が頑張り4月中に1500名を越す新人の加入がありました。
仲間が増えるって嬉しいですね。初めての給与も出て、気候も良くて、少し慣れてきて、少し不安も出てくる頃です。昼食会など企画してみるのもいいのではないでしょうか。
5月17日(木)は、九州統一行動日‐組合っていいな‐と銘うって楽しい活動をしましょう。と提案しています。
職場の雰囲気はどうでしょうか?
三度の食事はちゃんと食べていますか?
夜はしっかり眠っていますか?
愚痴を言える仲間が出来ましたか?
仕事は楽しいですか?
今日は、我が家の三男坊のお話を少ししたいと思います。
今年成人式を向かえ、春に親元を離れめでたく大阪に就職しました。
その彼から、携帯電話が一分おきに7回。会議中だった私のところに「緊急の電話じゃないですか?」と携帯電話を慌てて持ってきてくれた本部の書記さん。
私もその短時間での着信の多さにびっくりして三男坊に電話すると「今日、給料日やったのにお金が出されへん」と泣き声。
よーく聞いてみるとゆうちょ銀行で、仲間は次々に出金できているのに、自分の通帳では出金ができない。通帳記入はできるので入金は確認できているが、お金が出せない。
通帳を斜めにしたり?逆さにしたり?してみたけどダメ。とのことで前述の大騒ぎの電話になったようです。
「金が無い。今日が給料日やと思って我慢してきたのに。もう117円しかない。」そしてその電話がかかってきたのが金曜日の6時過ぎ。
私にもどうすることも出来ません。大阪にいる長男に電話をし、事情を説明して「しょうがないやつやな、何とか日曜日には行けそうやから・・。」との返事はありましたが。
117円で二日間どうすることやら?と親としては心配。
すると土曜の朝に「同期の仲間に金借りたから」とのメールが来ました。
まあ、一安心というところでしょうか。
それにしても、まあこんなお騒がせは無いでしょうが、何が起こるかわかりません。
仲間って大切なのです。
ある病院でこんな話を聞きました。
「私は、仕事は好きなんですが上司の指導が厳しくて、辞めたい辞めたいと思っていました。」そんな時に同期の人から「最近元気ないね。どうしたの?」と声をかけられ事情を説明しました。
そしたらその同期の人は「あなたが辞めたら悲しい。」と一言言ってくれたそうです。
その時、彼女はもう少し頑張ってみようかなと思ったそうです。私が辞めても誰も何も思わないだろう、我慢の出来ない人だと笑われるだけかなと思っていた彼女に「悲しい」の一言は本当に救いの一言だったのでしょう。
仲間は本当に大切です。
愚痴ることもたまには語り合うことも、ただ側にいることでも、誰かの心のよりどころになっているのです。
多くの仲間を作って、働き続けることを組合はサポートします。