壁新聞“西別府の心”№1
毎日暑い日が続いています。
雨も降りません。まだ8月になったばかりなのにこの調子では先が思いやられます。しかし、暦の上では今日は立秋。
なんだか話の流れの見えない書き出しになってしまいましたが、要するに「暑い!!」「暑い!!」という事が言いたかったのですが・・・。
西別府の職場に復帰してやっと1週間がたちました。
なかなか大変です。
スタッフは若いメンバーが多くなり、電子カルテは新しくなり、病棟も変わり、おばさんとしては付いていくのに精いっぱい。結核病棟という事でマスクをして午前中動き回ると、昼にはせっかくしてきた化粧もすっかり消えて、汗にまみれ髪ふり乱したおばさんの顔がそこにあるという状況です。しかし、職場に帰ってきて皆さんの温かい心遣いに感謝しています。日勤はプラスで指導していただき、業務も丁寧に指導していただき、本当に3年半のブランクをしっかりサポートしていただける体制を組んでもらったことに心より感謝です。
働き続けることのできる職場づくりを「5局長通知」そして「6局長通知」で再度おりて来ていますが、一度離職をした人に対する教育体制が重要であるとも書かれています。
本当に医療の職場の進歩は速いですから、このようなサポート体制を組めるという事は、医療従事者から選ばれる病院だという事です。
スタッフが働き続けられることが病院の質の向上にもつながるのです。
私はまだまだ、浦島太郎状態ですが、何とか早く目覚めたいと思っております。
働き方にもいろいろ、先日夜勤の勉強会をしてきましたが、夜勤について考えたことがありますか?
看護師を目指したその時から看護師には夜勤がつきもの。
夜勤ができて一人前。などと思うところもありますが・・・。
しかし、夜勤は世界的にも有害業務と言われています。
ですから夜勤手当なるものが付き、月に8回以内(三交替)、正循環勤務が良いと言われ、できれば週32時間勤務にすることが必要と言われています。
有害性は、世界でも認識されており、日本が批准してないILOの夜業条約も多くの国が批准しています。
「有害業務はしません」と言いたいところですが、病院ではそんなことは言えるはずもなく夜勤は必要不可欠な業務です。
しかし、有害業務であるからこそできるだけ回数は少なくし、できるだけ人数も増やして少しでも有害性を助長しないようにして行こう言うのが今の全医労の考え方です。
健康で笑顔を忘れずに働き続けられることが大切です。
正循環勤務:と言われてもなかなかわからないものですが、太陽が東からのぼり西に沈んでいくように自然の流れの中で時間をずらして勤務して行こうという考え方です。
人間の身体は25時間周期の中で目覚め活動します。
ですからいつも21時ごろに眠る人に、今日は18時に寝て下さいと言っても寝られないのです。
ならば毎日18時に寝れば慣れて寝られるようになるかと言えばそれも違うのです。
1日が今日は16時間、明日は24時間と言うように変わることがないように人間の身体の中にある体内時計も様に変わることはないのです。
ですから無理な時間を体に強いても、体は付いてこないのです。
時間の流れに沿って体をなじませるためには夜勤に入るにしても「日勤→深夜→準夜→休み」ではなく「日勤→準夜→休み→深夜」(例えばですが)の方が体には自然なのです。
そして、そのためには週40時間勤務ではなく、週32時間勤務にすることが必要なのです。
なかなか、高いハードルかもしれませんが、働く私たちから声をだし、少しでも体に負担のない夜勤をして、患者さんの安心・安全を守っていきたいものですね。